建設業を聞いてどう思いますか?キツい、危ない、肉体労働?
確かにそれは間違っていません。ですが、僕は建設業が好きです。なぜなら、構造物が日を追うごとに順々に建てられていくからです。
日本は建設先進国といっても過言では無いでしょう。その技術力の高さと構造物のすごさはやはり世界的に観てもすごいとしか言えません。スカイツリー、青函トンネル、新幹線、明石海峡大橋
地震大国なので建設基準も厳しくやっているのもすごい点です。
その様な建設業の一員に未経験で参加できるのがこのプログラムです。
手に職をつけることで将来的にも、他社への貢献度もおすすめです。
建設業にはいっぱい職種があって、そのどれもが魅力的だ
建設業というけれど、ジャンルは様々です。
個人宅を建設するのか、お家の周辺を作ったりするのか;道路やトンネル、橋をかけたりするのか;工場を作るのか、電気配線やガス工事するのか
設計する人、工程を管理する人、安全を管理する人、現場で手を動かして作業をする人、作業を支える人、資材を運ぶ人、作業を見守る人に分かれるのかなと思います。
実際にどのような職が良いのかは自分の成りたい理想像と職業の向き不向きを見ながら選んでもらえると良いと思います。
適職診断と探しをしてみよう
職業情報提供のJOBTAGというサイトがかなり秀逸で職業のわかりやすい解説までしてくれています。
ぜひ、自分にあった仕事を診断から見れて、実際に働いている人の様子まで見れるのでかなり参考になります。
建設業ウェルカム
これは厚生労働省が主催の建設業に従事したいと考えてる人を育成するためのプログラムです。
ハローワークに通ったことがある方は一度は目にしたことがあるかと思います。
冊子なのですが、表紙がかっこいい
概要
「建設業で働いてみたいという離職者、新卒者、未就職卒業者などを対象に、全国で職業訓練を実施します。建設業で働くために必要な基礎技能の習得、各種資格の取得(無料)に取組み、建設業への就職に結びつけるため、業界が一体となって、しっかりあなたをバックアップします。」
至れり尽くせりやで〜
要は、全部無料でやってくれて就職のサポートまでしてくれる。
応募前にじっくりと考えること
まず、応募に際しては訓練の日付があるので注意してください。
募集は訓練の1ヶ月前頃には締め切られますので事前に応募をしておいてください。
また、募集には抽選があり電話面談?面接みたいなものがあります。
また、大事な訓練の科ですが、ご自身の強みや得意に直結するところをすることがおすすめです。
僕の場合は細かな作業が好きで、一人でするのが好き
特におすすめ
専科を決める際は自分の好きなところをやるのが良いと思います。僕がおすすめするのは、その仕事が次の次のステップまで続いているかという点です。
例えば、僕のクレーンオペレーターであれば、小さいクラスから乗っていけば、大きなクラスへの成長が考えられます。
これは非常に魅力的で公道を走る最大のラフテレーンクレーンを乗ることが出来るからです。
他には、職人系の一つの設備工なんかもやってみたいですね。
これも、いずれは電気工事かガス工事といった責任の大きい仕事をすることになりますし、設備で学んだ取り付けなどの知識はずっと使えます。
チームワークで仕事をするのが好きなら
チームワークで4名や6名ほどで一緒に声を掛け合って仕事をするのであれば、鳶職がおすすめです。
殆どが数名のチームとなって動きます。息やコミュニケーションを取ることが出来ないと、重大事故のもととなります。
鳶は鉄骨や重量物を扱うので非常にやっていて建設している感じが味わえます。
鉄筋工や型枠工もチームワークな仕事です。
個人(黙々と一人で仕事)をするのが好きなら
先に上げた、オペレータや設備工もおすすめです。
左官や塗装工もチームで仕事はしますが、作業自体は一人が多くなります。
一人で黙々とすることが多いと思います。その分先輩にはしっかり教えてもらわないと一人前には成りにくいです。
僕の話
僕はこのプログラムを使ってクレーンオペレータになりました。
クレーンオペの仕事は、簡単に言えば資材の揚重、荷揚げです。
種類は様々ですが、鋼材や鉄筋、いわゆる建設業の職人さんを支えるための働く人となります。
特によく一緒に仕事をするのが鳶さん、鉄筋屋さん、型枠大工さんとなります。
クレーンの仕事には主に、移動式クレーンかタワークレーンかガントリークレーンなどに分けられると思います。
その中で移動式クレーンはクローラークレーンかラフテレーンクレーンに分けられます。
クローラークレーン
クローラークレーンはほとんどがトラス構造といってジャングルジムみたいに鉄のパイプで作られた構造をしています。基本的には留置といって、クローラは数ヶ月以上同じ現場になることになります。
なぜなら、現場でクレーンを全て組み立てるからです。2,3日は組立、解体に要します。
ラフテレーンクレーン、オールテレーンクレーン
ラフテレーンクレーン(ラフター)は主にブームと言って囲われた柱の中にクレーンの竿が収まっています。
大きなタイヤが付いていますので、現場に直接走って行くことが可能です。
町中で一度は見たことがあるかもしれませんね。
仕事自体は似ているが、クレーン作業時の能力や乗り方が違う。
クレーンの仕事としては、似た荷揚げ、揚重になります。ですが、基本的に能力的にはクローラのほうが上で、重量物の運搬には重宝されます。
逆に軽量、小物、数物となるとラフターが役に立ちます。
また、クローラの方は基本留置なので、出張ベースか遠方の場所になります。ですが、車で通勤することができるのが魅力ではあります。
かたや、ラフターは自走しなければならず、運転技術も必要になります。
大きいもだと3mの幅になるので、非常に運転は気を使います。
クレーンの学校では
クレーンの学校では玉掛、大型特殊、移動式クレーンの3つを最低限取らなければいけません。
玉掛けは重量物の重さを目方を量る必要があり、クレーン運転士としてのスキルを磨きます。
またこの際に、玉掛方法についても学び、何が危ないのか、何が良いのか学ぶことになります。
ロープのかけ方や安全な方法を学びます。もし、吊り上げ時に指や手が挟まれたら、無傷ですまないと思います。ロープは手のひらで抑えるとか丸物のかけ方、ワイヤーのコロシ方なんかも学ぶと良いですね。
基本的には受講していれば受かります。
大型特殊はなぜかラフターには必要で、大型免許ではありません。フォークリフトや除雪車と同じジャンルです。もしステップアップしてオールテレーンに乗ることがあれば大型免許が必要です。
教習所で大型特殊の資格を取ることになりますが、普通自動車免許やフォークリフトの経験があれば問題ありません。
移動式クレーン運転士になるには、学科と実技の両方で合格しなくてはいけません。
これに関しては少々むずかしいです。もちろんちゃんと勉強すれば取れる資格です。
実技試験は決められたコースを重量物を吊った状態で時間内に移動させます。ポールが道中にあるので、当たらないように操作して行きます。
学科試験は教科書で学ぶので過去問3週くらいと間違ったところを覚えれば行けると思います。
僕が受けた際は全員が受かりました。ですが、前回の講習生の合格率が低かったようで講師の方々は嘆いていました。
せめて、この時期くらいは勉強がんばろう
次回は実際に就職して仕事をしたという話でお送りします。
まとめ
建設業ウェルカムでは厚生労働省のサポート、ハローワークのサポートを受けながら、建設業に従事するための資格の取得が可能です。
実践的なスキルから座学まで学べるのは非常にいい経験になると思います。
また僕のようにやってみたいと思って飛び込むのも良いと思います。
大型特殊や玉掛け、移動式クレーンの免許を自分で取りに行こうとすると、調べてもらうとわかりますが、結構します。その分を厚生労働省が負担してくださっているので、中途半端には受けることはできませんし、自分が本当になりたい、やってみたいと思うならおすすめです。
気持ちが半ばの状態ですと、移動式クレーンの試験もやらされている感を出してしまうと身にもつきにくいです。
一応、建設業の就職目的の講座になりますが、必ずしも強制的にその業界に就職しなくてはいけない理由ではないので安心してください。
少しでも興味があったりするのであれば、ぜひ挑戦してもらえると幸いです。
もしこれを読んでくれた方で、その道に進んだ方が居てくれたらうれしいです。一報くれるとめっちゃうれしいです。
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