今回は棘のある題名になっていますが、事故をしない安全のため無事帰るための記事となっています。
なぜ日中のツーリングに比べて、ナイトツーリングは問題なのか
それは、夜=暗い暗黒のため視界、視認が悪いと言うお話となります。
特に新月(お月さんが無い)ときは街灯のライトが照らされてい居ない場所は本当に真っ暗です。
視界が悪いだけで、そんなに危ないの?日中とはガラッと変わったコーナーになる
対策と走り方について解説
夜のナイトツーリングは危ない
前述した通り、夜は暗いです。当たり前ですね。
どれくらい危ないかといえば、、初めて走る道は思ったよりコーナー深いなど多々あります。
山間部では特に、コーナーがわかりにくい
日中はこんなに見やすくても、夜だとコーナーの深さがわかりにくいってこと多々あります。
夜は景色が変わるので、間違いなくコーナーが見えにくくなります。
そして、コーナーの深さが判断しづらくなり、思ったよりもオーバースピードでコーナに進入してしまったと言うことがよくあります。
咄嗟に、対応できれば良いのですが、初心者や走り屋がスピードを出したりし対応できず、アウト側へ膨らみ、接触または転倒してしまうことがあります。
自分の認識を過信しすぎずに、コーナーの頂点に行くまでは十分に減速しておく、コーナリングスピードは抑え気味、何かがあっても対応できるようにする。
そして、出口、脱出でアクセルを開ける方がリスクは少ない。
自分のヘッドライトだけでは灯火・照射される範囲は限られている
バイクは傾けて曲がる乗り物であるため、コーナー中はライトが照射される範囲は少なくなります。
もちろん、ネイキッドタイプのフロントタイヤに追従するタイプとフルカウルタイプの車体に固定タイプでは多少異なります。
構造上は丸目や角目などの追従する方が、照射に関しては優れていますが、どちらにしても、バンクしていることで直立状態からは見えにくくなります。
以下のような、コーナリングランプがあれば良いですが、このような後付けや純正でついているものは少ないのが現状です。
https://www.kawasaki-motors.com/ja-jp/参照
コーナーではライトが照らされる範囲が少なくなり、見えにくくなるのであまり、オーバースピードで進入しないと言うのが鉄則になります。
路肩に停まっているハザードの焚いていない黒っぽい車は壁
交通事故総合分析センター調べ 駐車車両衝突事故、死亡率が5倍!!参照のこと
要約すると、ほとんどが夜に起き、原付などが多く若年層に多い、また、重症や死亡になりやすい。
いわゆる、おかまを掘るってやつですが、これが結構おきます。一般道路でのお話になります。
高速道路でも路肩に停めていたら(基本はダメですが)後ろから追突されて大事故になると言う痛魂事故がよくありますね。
桜塚やっくんと言う芸能人の方もこの事故で亡くなっています。
要は、路肩に停まっている車に当たると、ほぼ壁なので、早くに気づいて、避けると言うのが鉄則になります。
白い車でも、発見が遅れたら危ないぞ
路面状況がわからない上に見えにくいと落下物や障害物への反応が遅れる
落下物はどこかに落ちているものです。
小さなものから大きなものまで多かれ少なかれあるものです。
日中であれば、視界は遠くまで見えるものですが、夜間はライトが照らしてくれる範囲まで
即ちロービームで40m、ハイビームで100mほどです。
すぐに判断できるようにしてください。特にブロックサイズ以上のものを踏めば、間違いなく転倒かとてつもない衝撃が来ます。
また、路面がウェット状態なのか、砂、砂利があるのかわかりにくいのも問題です。
動物たちが活発に動き出す
動物たちは、夜間に動くことが多いですね。
これは説明する必要もないかもしれませんが、バイクで動物と接触すれば、転倒リスクが上がります。
大型バイクがシカと衝突か 兵庫県にツーリングで訪れた20代男性 山道の側溝にはまった状態で見つかり死亡 近くに大きなシカの死骸
満月と新月では印象が違う
新月はお月さんが新しくなる時で、真っ暗な状態になります。
余計に道が見えにくくなり、危険です。しかし
満月は明るいからいいのかと言う話ですが、満月は満月で綺麗で美しいなどの諸説はありますが、
事故が多いので注意です。
オーバースピードの場合、間に合わないorギリギリの操作と判断になる
これまで、書いたように夜間の走行が危険があがります。実際に日中の2倍事故が起きやすい状態となります。JAF調べ
そして、山越や景色のいい山に行こうとすると山間部を走らなくてはなりません。
色々なリスクが上がります。対応できるライダーであればいいですが、初心者などは咄嗟の行動が取れないことがあります。
フロントブレーキとリアブレーキとうまく使ってコーナリングする
それはコーナリング中の減速やフロントブレーキ、リアブレーキの使い分け
フロントブレーキをうまく開放した倒し込みといった。リアブレーキを軽く当てながら、倒し込んでいくといったテクニックが使えればいいのですが、なかなか難しい。
進入スピードは極力控えれれば、オーバースピードになることはありません。
脱出速度のみ上げていく、コーナーが見えたら、減速体勢に移る。
避けようのない追突事故も起こりうる
避けようのない事故は、貰い事故というやつです。
貰い事故はこちらの過失がなくても、事故されるということが起きます。
最たる例が、信号待ちや止まれでの追突事故です。
車に追突されると、バイクはひとたまりもありません。
自衛隊の方々は反射材のタスキやベストを着ている
反射材のジャケットやベストを着用することで、バイクだけの尾灯に頼らず、ライダー自身も照らされて、視認性が上がります。
夜にナイトツーリングするなら、コーナーの少ない市街地や明るい道を走るべき
夜にナイトツーって正直楽しいんですよね。
みんなが集まれる時間がその時間しかないとか、みんなの事情を考えればそうなります。
先導してくれる方がいるなら、その方のコーナーをマネる
先導車がいるなら、基本的には力んでいないとか、よっぽど技量がない限りは曲がれるはずです。
減速ポイント、クリッピングポイントを真似て追従していけば、そこそこ走れるはず
先導がみんなの技量を理解しているか安心できるかよく考えてついて行け
先導役の方はみんなの技量を知っておくべきで、どれくらいのペースで走るか計画すべきです。
こんなハイペースで走るん?無理やわ
走り出してから、ハイペースだったなんてことが無いようにすべきです。
先導や後導者は、常にペース配分を考えて走るべき、絶対に無理はしちゃいけない
そして、先頭と最後尾の方は、グループのみんなの技量をよく把握しもっとペース落とした方がいいと言えるべきです。
過去、歴史の事故から学び、次の事故を減らす
2020/9/9の記事 オートバイの女子高生死亡 ガードレールに衝突、転落
このニュースはバイク界隈でかなり取り上げられました。経験の浅いライダーを夜の山道を走らせたこと、先頭がペース配分をミスったこと。
これからバイクに乗る方はこのような過去の事例も多少知ってほしい。
操作や視認性を上げる
操作や視認性は問題ないか?自分にとっていい状態か
ヘルメットのシールドはクリアにする
ヘルメットのレンズの種類は多種多様ですね。
ミラーやスモークは夜結構見にくいです。
夜にサングラスして走るようなもので、かなり視界は悪いです。
夜もよく走られる方は多機能ヘルメットも推奨してます。
8耐ライダーも夜はクリアレンズにしてます
僕や友達のヒヤリハットと事故
市街地で街灯がない道でカーブがわからず、ポールのある謎の空き地スペースに突っ込む
これは、普段は走らない道だったのですが、たまたま走っており、カーブが連続する道でした。
右に90°くらい曲がって、すぐにヘアピンの左でした。
スピードはゆっくりだったのですが、止まりきれず、目の前の空き地に突っ込みました。
夜のマスツー中にコーナーを曲がりきれずにガードレールに突っ込む
これは友達の話ですが、夜の峠でツーリング中に曲がりきれずにガードレールに突っ込み足の骨を追っていました。
幸い、命には別状はなく全治1ヶ月から2ヶ月くらいでした。
危険予知、KY、KYT活動を走行中は常にしろ
狭い・広い、暗い・明るい、交通量多い・少ない、砂が浮いてる、路面が濡れている、落下物がある、カーブ・直線、連続するカーブなどなど道路状況は目まぐるしく変わります。走る道に合った速度感・距離感を養い、臨機応変に対応する柔軟性が大切
絶対に無事かえる これ以外ない
楽しいバイク走行も、一度事故を起こせば、取り返しのつかない痛いこととなります。
サーキットでの転倒と市街地、峠での転倒や事故では訳が違います。
とは言っても、バイクは楽しいから無理のない範囲で楽しむべき
ここまで、怖い、危ないばかりの話でしたが、バイクは楽しい乗り物です。
危険だから乗らないというのでは、何のためのバイクかわかりません。
危険を知って、安全な範囲で楽しみましょう
夜にしか見れない景色や夏の夜の涼しい感覚、季節の変わり目を感じれる
バイクでしかできないこともあります。
コスプレしてナイトツーなんかも楽しいでしょう
まとめ
まとめですが、バイクには危険なことが結構多いです。
それも夜間であれば、かなり危険度が上がることが理解できたかと思います。
危険を知り、対策をすることで、安全に走行することができます。
そうすれば、今後楽しいバイクライフが送れること間違いなしです。
みなさん、無事故で楽しくバイクに乗ってください
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