Smart Serveとは何でしょうか?それは、カナダ(トロント)にて飲食店でアルバイトをする際にあると有利になる資格です。
トロントでは、アルコールを提供する際に最低限の基礎知識を持っていることが求められます。アルバイトの採用で飲食店を希望されるのであれば、他の方と差別化できるのでかなりのメリットになります。
他州のバンクーバーやモントリオールなどでは異なりますので、注意願います。トロントが含まれるオンタリオ州に認められている資格です。
Smart Serveとは
オンタリオ州でアルコールを提供する際に必須となる認証プログラムです。この資格がないとお酒を提供することができません。
お酒を扱う飲食店、レストラン、酒店(LCBO)、会員パーティーイベントなど
従業員がアルコールを提供する際に、お酒がどのような影響を与えるのかを理解する。万が一、お酒を提供してお客が暴れたり、事故を起こした場合は、お店・上司・スタッフの責任になります。
この辺りは日本には無い、独自の文化だと思いました。
資格には
オンラインで受講できます。申し込みはCAD44.95
チュートリアルと2回の受験が含まれます。試験には8割の正解が求められます。オンラインのプログラムで全て完結できるので、受講はご自宅で完了します。
パソコンとインカメラは必須です。これは最後にある受験のためですね。スマホでも受講はできますが、結構大変かもしれません。
プログラム自体は、チュートリアルになって、RPGみたいな感じで進めれます。
学習内容とは
1. イントロダクション
- プログラムの目的: Smart Serveプログラムの目的と、その重要性についての概要。
- 法的背景: オンタリオ州のアルコール提供に関する法律と規制の基本的な知識。
2. アルコールとその影響
- アルコールの生理学的影響: アルコールが人体にどのように影響を与えるかを理解します。
- 血中アルコール濃度 (BAC) の概念。
- アルコールの代謝過程。
- 個別の影響: 体重、性別、健康状態などがアルコールの影響にどのように関与するか。
- 酩酊の兆候: 酩酊の初期、中期、末期の兆候を識別する方法。
3. 責任ある提供
- 識別方法:
- 未成年者の識別: IDチェックの方法と有効なIDの種類。
- 酩酊者の識別: 行動や外見から酩酊者を見分ける方法。
- サービスの中断:
- サービスを中断するタイミング: どのような状況でサービスを中断すべきか。
- 中断の方法: 効果的かつ礼儀正しいサービス中断の技術。
- 代替サービス: ノンアルコール飲料や食事を提供することで問題行動を防ぐ方法。
4. 法的責任と規制
- ライセンス要件: オンタリオ州のアルコールライセンスに関する基本的な規定。
- 法的責任: 法律違反がもたらす可能性のある法的責任や罰則について学びます。
- 特定の規制:
- サービングタイム: アルコールを提供できる時間帯とその制限。
- プロモーションとマーケティング: 法的に許可されているアルコールのプロモーション方法。
- 罰則: 法律違反に対する罰則の詳細。
なぜ取ると有利になるのか
トロントのレストランでアルコールを提供する際にスマートサーブが必要なので、取得していればサーバーとしてアルコールを提供することが可能です。
ワーホリでの仕事取得に有利
取得していれば、レストランでのサーバーの仕事が付きやすくなります。
ほとんどのレストランはお酒が提供されますよね。スマートサーブがあるだけで、採用側からしたらこの方は頑張ってきたのがわかるし、知識を持っていることが理解されます。
スマートサーブがないとお酒の注文や提供も法的にはできません。
レジュメ・CV・履歴書にかける
海外では基本レジュメと言いますが、職を探す際に、ほとんどの方がレジュメを作ります。
スマートサーブを取得した記録が記載できます。持っていない方とは差別化できます。
面接に挑む際にはスマートサーブを取得した話もできます。
もちろん、飲食店でのお仕事経験があればもっと採用されやすくなります。
新しいことを学ぶことは楽しい。
お酒のお話を学ぶのですが、意外と知っているようで知らないことがありました。
ビール1杯とワイン1杯と蒸留酒1ショットはどの程度の量が同じの扱いになるのか
水を飲んだらお酒の酔いは遅くなるのか、もしくは食事の方がいいとか?
試験は何の言語で受験するか?
Smart Serveには日本語の選択がありません。 英語、フランス語、中国語、韓国語、その他はあります。
そうです。日本語の選択肢はないのです。正直信じられませんでしたが、仕方ありません。
TOEICで550点以上取れる方や大学受験できっちり英語を勉強した方であれば、問題なく解けると思います。
基本的に文章で読んでいくので文法が理解できている方であれば、理解が簡単にできるので、合格への道は簡単になります。
では、英語の技術力が低い方はどうするか。
僕ですね〜
googleの翻訳機能を作って、合格しました。
目的はスマートサーブに合格すること
英語の勉強も大切なのですが、2回しか受験できません。そして、2回落ちてしまうと、再度申し込みしなければけないので、非常に効率が悪いです。
約45$を英語の勉強のためにまた出すのかと考えた時に、理解するのは日本語でも問題ないので、まず合格することが一番大切だと思いました。
英語を英語で理解できる→内容を理解できる→問題が解ける。 このステップが踏めるのが一番の理想ですが、
英語から日本語に翻訳する→内容を理解できる→問題が解ける。としました。
試験時のGoogleと翻訳の誤差、言い回しにも慣れておく
Googleは右上の点3つ(…の90度回転版)を押せば、翻訳できるので英語から日本語に翻訳できます。
ただし、Googleも完璧ではなく、若干の言い回しがおかしかったり、わかりにくい日本語を使っています。
そのようなところは、事前に英語の文を読んだりして、慣れておいた方がいいかもしれません。
Quizletで試験対策する
QuizletでSmart Serveを検索するといくつかの問題集が出てきます。感謝です。
特にa123093891という方が作られた、45問の問題集は8割以上が過去問からなっています。
Studying on Quizlet: Smart Serve
https://quizlet.com/ca/881192467/smart-serve-flash-cards/?i=5k6vx9&x=1jqY
僕が受験した際は若干新しい問題がありましたので、チュートリアルはほぼ理解できないと9割は難しいかもしれません。8割取れれば問題ないので、他のQuizletも勉強しつつ、対策されるのがいいかと思います。
1回目の受験で失敗
実は1回目の受験は70%で落ちてしまいました。結構舐めていたところもあって、ある程度理解していればいいだろうといいだろうと高を括っていました。
落ちましたぁ
受験して思ったのは、運転免許の問題に似ているなというところですね。
言い回しが若干違うだけで、正解だったり、間違いだったりと・・・
2回目の受験で合格
先に書いている通り、オンラインでのテスト受験は2回まで出来ます。
3回目はありません。
2回目の受験では、真剣に1から見直して、チュートリアルも理解し、Quizletも使用しました。
もう8割以上は取れる自信が出来たので、再受験しました。
2回目の受験で88%の合格となりました。
ふぅ〜安心しました。
考察
スマートサーブは人によっては簡単だという人もいれば、2回落ちた方もいるのも事実です。おそらく、英語で受験する場合は文の理解とスマートサーブの理解の両方がいるので2倍難しくなるので、原因はそれかも
8割以上の正答率は意外ときっちり勉強しないと落ちてしまいます。
僕もわかっているようで、実際のオンライン試験では直球の簡単な質問はありませんでした。正直なところ、変化球としか言えないようなわかりにくい問題と選択肢。
これは本当に日本の運転免許の試験かよと思いました。
まとめ
スマートサーブはトロントでワーホリしたい方。そしてレストランでのお仕事を視野に入れている方であれば、必ず通る道だと思います。
取得していれば、他者と差別化できること。新たな知識を学べるのでいいと思いました。
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