『たばらして』『たばらしてや』
というセリフで子供たちは徒歩圏内の各家を訪れて、
お菓子をもらっていきます。
Trik or treat
What’s お月見泥棒 たばらして
たばらしてに似た文化を行っているのは日本全国各地であるようです。
お月見泥棒とも言われます。(ここでは、”お月見泥棒”と”たばらして”は同じものとして捉えます)
かきたばり いもたばりとも言うそうです。
たばるの語源は:賜る(たまわる)から転じて、たばる
賜るの語源は:いただく、頂戴する、盗むという意味
竹取物語や、続日本紀などに登場しています。
奈良や三重の方言として、たばるは使われております。
主に、お月見泥棒の文化は愛知、三重、和歌山、大阪、奈良が盛んと思われます。
もともとは、竹竿を持ち歩いて供え物を突いたり、盗んだりしたことで、
盗んだものは縁起が良いとか、盗まれた家も縁起が良いなどあったそうです。
たばらしてやのルール
『たばらして』『たばらしてや』
近所の家々に入る、その時に『たばらして~』『たばらしてやー』という
家の縁側などにお供えしてあるお菓子やジュース
ポテチがあったら大当たり。
『は~い』、『いいよ~』
家の人は返答して、歓迎してあげる
ありがとう~ いただくでー
(お月見泥棒さん)ちゃんとお礼を言う!えらい!
は~い。気をつけてね~
家の方は送り出してあげるというやり取りが一応あります。
子供たちは、家々を訪ねるので、袋が一杯になります。
僕がやっていたころは、50軒以上訪ねたので、45Lの袋に一杯になった覚えがあります。
日没して暗くなってから8時頃までが勝負ですので、すばやく家々を回ります。
中秋の名月 芋名月 お月見 十五夜
陰暦の8月15夜の月。
この日のことを芋名月と呼んでいたそうで、今では一般的にお月見、十五夜と呼ばれます。
中秋の名月『月々に、月見る月は多けれど、月見る月は、この月の月』
この日に見る月が、一番きれいということですね!
この芋名月は、この時期に里芋が良く採れたそうです。
お月見をする際には、団子や衣被ぎ(里芋)、ススキなどを供えて月見する。
場所によっては、柿や栗、みかんなどその地の収穫されたものを供えるようです。
ススキ(薄)は依代(よりしろ)と呼ばれ、神様が乗り移るものとされています
平安時代にはこのお月見を楽しんだそうですが、お月さんを直接見るのではなく、杯や池の水面に映った月を楽しんだそうです。
ハロウィーンの起源と内容 Haloween
一般的には、ご存じの通り
10月31日の夜 欧米にて悪魔に扮装した子供たちが
Trick or Treat!
『ごちそうくれなきゃ、いたずらするぞ』と言って近所を回り
近所の人は菓子、果物を与える文化です。
起源はアイルランド
ハロウィーンの起源は古代アイルランドのケルト人という民族から生まれているようです。
(アイルランドはイギリス本島の横にある島で、ケルト人は紀元前500年頃に住み着いたようです
紀元前にフランスやドイツにいたケルト人が拡大し、アイルランドに行き、独自の文化となったようです。
また、アイルランドの大使館のコメントにもあるように、
何千年も前、古代アイルランドのケルト人は収穫期の終わりを祝って、焚き火、饗宴、異教徒の儀式など、特別なお祭りを行っていました。ハロウィーン(アイルランド語では、夏の終わりを意味する「Samhain(サワン)」と言います)とは、現世と来世を分ける境界が弱まる時で、死者の魂が墓からよみがえり、地方をさまよって生家に帰ると信じられていました。
死者の魂は、幽霊や妖精、ゴブリン、悪魔などの姿をしており、彼らが家に戻ってきた時に機嫌を損ねないよう、人々は食べ物や飲み物を出しておきました。また、自らも不気味な仮装をすることで、彼らから身を隠していました。
アイルランドにキリスト教が伝えられた際、幽霊や要請、悪魔を信じるケルト人の考えを変えようとしましたが、完全には成功しませんでした。そのため、現在でもアイルランドではハロウィーンが伝統的にお祝いされています。また、過去2世紀に渡り多くのアイルランド人が移民したことで、ハロウィーンの伝統がアメリカに伝わり、世界的な人気に繋がったのです。
駐日アイルランド大使 アン・バリントン氏 コメント
たばらしてやもハロウィーン 似た文化である
トリックオアトリートとたばらしてや
やっていることと言っていることが同じなのがおもしろい
たばらしてやとハロウィーンは広義では収穫祭でもあり、
祭事、神事でもあったということは間違いない
予測もできない、何が起きるかわからない未来や、現世を築いた先人、私たちの過去の先祖たち
人類は信仰や神を通じ信じて、日々の生活のありがたみというものを思い知っていたのだろうか
※ここでは宗教や信仰を肯定も否定もしません。あくまで、文化として取り扱っているだけ
日本以外に、中国、台湾、ベトナムでも中節を祝うことはやっていたそうである。
この風習あとどれだけ続くだろうか
昨今の少子化と家の問題で、村は子供たちの不足しており
2022/9/10の結果は16人の来訪でした。
10年前と比べて約半分以下ほどになっています
風習や文化はある意味、大切にしたいと思う私でありますが、参加者がいなくなれば、
いずれは廃れていくと思うと寂しく思う
風習自体の起源を見つけることはできなかったが、各地の文化やハロウィーンの起源などについて
知ることができた。
また、この機会から、さらに発展させて過去について学び、未来に生かせるようにしたいと思う
交通事情には十分注意して参加してほしい
和歌山の熊野の方で、残念なことにたばらしてや参加中に交通事故にあって亡くなっているようです
実際に真っ暗な夜に中を子供たちが歩き回る行為なので、あきらかに危ない
保護者や近所の方も十分に注意してあげて楽しく過ごしてほしいと思う。
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